稲田防衛相が東京都議会選挙の応援演説で「防衛省・自衛隊としてお願い」と自民党候補への投票呼びかけ #政治

稲田朋美防衛相が東京都議会選挙の応援演説で、「防衛省・自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いをしたい」と防衛省や自衛隊の名前を挙げて有権者に自民党候補への投票を迫る。

稲田大臣は演説の後に記者団に対して「駐屯地も近いので、地元の皆さんに対する感謝の気持ちを伝える一環として、そういう言葉を使ったが、あくまでも自民党として応援をしているということだ」などと意味不明の説明をしているが、防衛相という立場を利用し、防衛省、自衛隊の威を借りて有権者に対して自民党候補への投票を迫ったのは明らかだ。

菅官房長官が辞任の必要はないと擁護していることから、今回の失態でも稲田防衛相が辞めることにはならないと思われるが、南スーダンの日報隠蔽や森友学園問題など、これまでも多くの失態を重ねてきた稲田防衛相が未だに更迭されないのは大きな謎である。

野党4党は批判

この稲田防衛相の血迷った発言に対し、野党4党は批判しているが、日本維新の会や日本のこころなどの自民党補完勢力はだんまりのようだ。

民進党の蓮舫代表

「南スーダンの日報調査の中間報告もせずに、防衛大臣の地位にありながら、自衛隊を政治的に利用し、選挙で私物化するもので、看過できない。即刻、辞任すべきだ」。

共産党の小池書記局長

「自衛隊は中立的でなければならないが、その自衛隊を政治利用するというのは言語道断で、稲田大臣は即刻辞職すべきだ。放置するのであれば、安倍総理大臣の責任も問われる」

自由党の玉城幹事長

「あまりにも認識不足な発言で、自身の発言が、政治的利用と疑われてしまうかどうかの判断もできない大臣に、国防を任せることはできず、辞任を求める」

社民党の吉川政策審議会長

防衛大臣の発言とは思えず看過できない。防衛大臣による、防衛省、自衛隊の私物化であり、即刻辞任すべきだ」

防衛相 防衛省・自衛隊の名を挙げて都議選投票呼びかけ

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